2020年に向けて世界の課題をクリエイティブに解決する日本になる「クールジャパン提言」

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私たちは日本の魅力をどのように伝えることができるでしょうか?

クールジャパン推進会議では2014年3月から官民の多くの関係者を交え、日本の魅力を海外に伝える「クールジャパン」のあり方について議論してきました。2014年8月26日に行われた最終のクールジャパン推進会議にて、日本の魅力を海外に伝える「クールジャパン提言」が発表されました。

 

「世界の課題をクリエイティブに解決する日本」

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まず、稲田朋美大臣からクールジャパンのミッションについて説明がありました。クールジャパンに期待されているのは文化の発信だけではなく、少子高齢化など課題先進国である日本が、世界に先駆けて課題に取り組み・クリエイティブに解決することがミッションです。

 

クールジャパン提言

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次に、このミッションを実現するための「クールジャパン提言」を、今回のクールジャパン推進会議最終回に出席した下記の8名の方が順番に発表を行いました。

  • 太刀川英輔(NOSIGNER株式会社代表取締役、デザイナー)
  • 古市憲寿(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
  • 青島美奈子(日本政府観光局 海外マーケティング部)
  • 各務亮(㈱電通 チーム・クールジャパンメンバー)
  • 杉山玲子((独)日本貿易振興機構 総務部広報課長)
  • 藤原牧季(㈱海外需要開拓支援機構)
  • 吉岡憲彦((独)国際交流基金 アジアセンター)
  • 篠原ともえ(タレント、アーティスト)

 

3つのステップと32のアクション

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まずNOSIGNER株式会社代表取締役の太刀川さんから提言の全体像について説明がありました。「世界の課題をクリエイティブに解決する日本」になるというミッションを実現するために、下記の3つのステップに分け、それぞれのステップを詳細のアクションに落としこんでいます。

  1. 国内の成長を促す

  2. 国内と海外を繋ぐ

  3. 世界に役立つ日本へ

 

1つめのステップ「国内の成長を促す」

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1つめのステップである「国内の成長を促す」ためには、下記のA、B、Cのミッションを持ち、それぞれのアクションを実行することを提案にあげられています。

A. 海外と活発に交流できるコミュニケーション能力を獲得する

  1. 子どもが楽しめるクールジャパン授業を実施する
  2. クールジャパン留学制度を充実させる
  3. コンテンツの英語副音声同時放送を促進する
  4. 公用語を英語とする英語特区を作る

 

B. クリエイティブに対する障壁を取り除き、挑戦への気運を高める

  1. 日本企業による若者の積極登用を推進する
  2. クールジャパンへの意見の受け皿を作る
  3. 規制撤廃でクリエイティブを応援する
  4. クールジャパン知財相談センターを設立する

 

C. 縦割りや前例に縛られず、自由な挑戦や協同を応援する

  1. クリエイティブな省庁間連携事業に挑戦する
  2. 省庁間の連携プラットフォームを推進する
  3. 企業内アントレプレナーを支援する
  4. 日本や世界の課題に挑戦する100の新事業を応援する

 

2つめのステップ「国内と海外を繋ぐ」

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2つめのステップは「国内と海外を繋ぐ」です。下記のD、E、Fのミッションを各アクションを実行することで実現します。

D. 世界でのより良い日本のパブリック・イメージを形成する

  1. 日本のブランドイメージを確立し、海外に向けた発信を強化する
  2. クールジャパンに代わる新しいコミュニケーションワードを作る
  3. 「Designed in Japan」の表示を普及させる
  4. 行政のクリエイティビティを強化する調達の見直し

 

E. 国際社会における日本の情報やコンテンツの流動性を上げる

  1. 日本のインバウンドポータルサイトを作る
  2. 観光地サインを美しく多言語対応にする
  3. 日本語コンテンツの翻訳を支援する

 

F. 日本の本質的な魅力を発見するために海外の視点を取り入れる

  1. 海外の視点を持ったパートナーを100人指名する
  2. 世界で活躍する日本人をアンバサダーに任命する
  3. 海外からの日本の見え方・期待を理解し可視化する
  4. 外国人観光客のニーズを分析する

 

3つめのステップ「世界に役立つ日本へ」

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最後の3つめのステップは「世界に役立つ日本へ」です。下記のG、H、Iのミッション達成に向け、各アクションに落としこんでいます。

G. 日本の課題と世界の課題を自分ゴト化する

  1. 日本と世界の課題情報を可視化する
  2. 行政オープンデータのバイリンガル発信と行政書類のデザイン化

 

H. 環境問題や少子高齢化など日本が世界に貢献できる産業の推進

  1. 課題解決事業とクリエイティブのマッチング
  2. 世界に貢献するアイデアの事業化が起こる環境づくり
  3. 課題解決ビジネスの海外展開の促進

 

I. サステナビリティや調和を大切にする日本古来の哲学を発信共有

  1. JAPAN LABOを全国各地に創る
  2. クラフトの国際祭典を日本で開催する
  3. ジャパンデザインミュージアムを創る
  4. 子供たちが楽しめる日本の情操教育を世界に拡げる

 

これまでの日本のコンテンツの発信を中心としたクールジャパンのコンセプトから、非常に多岐に渡る提言になっていますね。あなたは、どのミッション・ステップ・アクションが気になりましたか?

NOSIGNER株式会社の太刀川さんも最後に説明していましたが、これらの提言は日本の未来を考える大きな方向性ですが、まだ完璧ではありません。日本のあるべき未来の方向性に対して、私たち一人一人が考え、議論に加わり、より良い未来づくりに関わることが重要です。

 

レポーターから一言

レポーター_児島

実は先日、NOSIGNERの太刀川さん、NPO法人ブラストビートの松浦さん、アーティスト集団「カラフルラブ」代表の笠井さんが講演された『クールジャパンから考える「日本」と「デザイン」を身近に感じる日』のイベントも取材してきました。

そのイベントで行われたグループワークでは、参加者一人一人が日本の良さを考え、お互いの考えを共有しながら、日本の良さを再度理解する良い機会になっていました。

今、私たちが必要なことは、日本の未来について考える機会と場を持ち、お互いの考えを交流し合い、腹落ちした上で行動に繋げることではないでしょうか。

 

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