NPO法人ミラツク 西村代表理事が語る「対話を通じて未来の可能性を実現する方法」インタビュー

ミラツク

「社会の未来をつくる対話の場」に参加しませんか?
対話を通じて、より良い社会に向けたソーシャルイノベーションを生み出す活動をしている、NPO法人ミラツクの代表理事である西村勇也さんにインタビューをしてきました。

 

MAKE2020 児島(以下:児島):よろしくお願いします。まずは、 ミラツクを設立する以前の西村さんについて教えていただけますか?

ミラツク代表理事 西村さん(以下:西村):はい。私は大阪府池田市に生まれ、25年間同じ街に暮らしていました。大阪大学人間科学部に進み、大学院では教育心理学を専攻していました。

大学在籍時、ゼミの先生には大きな影響を受けました。先生は少年院の精神鑑定などで現場経験を積み、研究のための研究ではなく、社会の現場で研究によって学んだ事を活かしていました。

先生の影響を受け、博士課程ではなく ビジネスの現場で心理学を使える仕事を探しました。そこで見つけ、就職することになったのが人材開発の分野です。

 

企業の人材開発・コンサルティングから「未来をつくる対話の場」づくりへ

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西村:東京にある人材開発のベンチャー企業に新卒で入ることになりました。ベンチャーでは自分から仕事を生み出し、企業が実施している最先端の人材育成の仕事に触れる機会をいただきました。

現場での経験を積み重ねながら、何をするか自体を決める上流から関わりたいと考えるようになり、転職をし、組織コンサルタントの仕事に就きました。その当時はまだ広く知られていなかった、従業員のメンタルヘルスの診断や職場改善取り組みです。

そこでの仕事は非常にやりがいがあるものでした。こは凄く良い職場でした。ただ、社会全体から切り離して一つの会社を良くしても、社会全体は良くならないと感じることがありました。一つの会社だけを良くにするのではなく、社会全体を良くしたいと考えるようになり、ミラツクの前身となるオープンな対話の場「ダイアログBAR」という取組みを2008年から始めました。

 

対話を通じて協力を生み出し、私たちが本来持っている未来の可能性(既にある未来)を実現する「ミラツク」

ミラツクHP

児島:現在のミラツクの活動について、紹介してもらえますか?

西村:今取り組んでいることは大きく2つあります。1つめは、ソーシャルイノベーションを加速するプラットフォームづくり。2つめは、企業等向けに社会価値を組み込んだ商品&事業を生み出すイノベーションコンサルティングです。

2008年にダイアログBARを立ち上げて3年間活動し、2011年にNPO法人化してソーシャルイノベーションのプラットフォームをつくり、2013年からイノベーションコンサルティング事業を立ち上げました。

人が本心からやりたいことに気づき、本心で人と人が繋がれる話し合いの場づくり、コラボレーションの場づくり、ソーシャルイノベーションが継続的に起こるようなプラットフォームをつくる活動をしています。

 

ダイアログ+ギャザリング
西村:「ソーシャルイノベーションを加速するプラットフォームづくり」では、オープンな対話の場の「ダイアログBAR」、そして招待制の対話の場の集中的な関係をつくる「ギャザリング」という取り組みがあります。

 

パートナー取組
そうした場からパートナー連携の取組みでは、スターバックスさんとみちのく未来基金さんによる売上の1%を寄付する震災復興支援のカードプログラムなど、様々なコラボレーションが生まれてきました。

 

本来は「良いこと」をしたい人間がつくる、社会・未来の可能性を引き出す

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児島:そもそも西村さんの社会全体を良くしたい、という想いはどうして生まれたのでしょうか?

西村:私の専門は人格心理学ですが、人は本心として、「良いことをしたい」と願っていると考えています。ただ「悪いことは何か」を知らないことが課題です。自分がやっていたことが実は「悪いこと」をしていた、社会にとって「良いこと」をできていない、と気づいた時に、諦めてそのまま続けるか、それとも何を変えていくか。たまたま僕の場合は、その積み重ねが今のような取り組みにつながっています。

 

児島:私は西村さんの活動は、東日本大震災以降の現代において、より多くの方が求めているものだと考えています。西村さん自身は以前と比べ、より多くの方に必要とされ始めている実感はありますか?

西村:多くの方は、本心はあるけれど社会の制約・ルールに従っています 。ただ東日本大震災をきっかけに、本来持っている「良いことをしたい」という気持ちに気づいた人も多かったのだと思います。

ミラツクの活動のミッションは、「Emerging Future , we already have <私たちが本来持っている未来の可能性(既にある未来)を実現させる>」です。新しいことを創りだすわけでなく、その人がやりたいことを引き出しています。私たちは社会が本来もっているポテンシャルを引き出しているだけです。

 

2020年に向けた未来のソーシャルイノベーションの種を育てるために、人材の教育と市場規模の拡大を

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児島:それでは最後に、2020年に向けた将来的な展望を教えてください。

西村:2020年に向けて、今後やりたいことは2つあります。1つめは教育に関することです。ソーシャルイノベーションを前に進めていくためには、より多くの人材が必要です。

ミラツクの活動を振り返ると、最初に必要だったのは、既にあるソーシャルイノベーションの種を繋いで世の中に出していくことでした。次に必要なのは世の中に広めるため、企業と一緒に取り組むこと。そして、次のフェーズは人を育てることです。

ソーシャルイノベーションに関わるプレイヤーは、それほど劇的に増えてはいません。今後は人材を育成して、増やしていくために本格的な教育プログラムに取り組むことが必要だと考えています。

 

2つめは、大きな規模の金額を動かせるようになる、ということです。例えば百億円の規模の金額があれば、新しい大学を建てることもできます。ミラツクの事業を大きくするのか、財団のようにするか、手段は決めていませんが、それぐらいの規模の金額を動かせるようになりたいです。

ソーシャルイノベーションの市場に回っているお金の規模は、まだ凄く小さい規模です。将来的にソーシャルイノベーションの種を多く、大きく育てるためにも、よりソーシャルイノベーションの市場にお金が回るような取組みをしていきたいと考えています。

 


レポーターから一言

レポーター_児島

ミラツクの西村さんは2008年から活動を始め、多くの人の関わりを生み出しながら、今もソーシャルイノベーションのプラットフォームづくりを加速させています。

しかし、ソーシャルイノベーションに関わる人材や資金は、未だ十分ではありません。2020年に向けてより良い社会をつくるためにも、私たち一人一人がソーシャルイノベーションの担い手として、できることから1つずつ積み重ねて活動する必要があります。

 

 

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