新しい日本社会をつくる働き方「日本流イノベーション社会のつくり方」#twdw2014

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日本社会でイノベーションを起こす方法を知っていますか?
実践者とともに、イノベーションを起こすビジョン・具体的なアプローチを語りあうカンファレンスが行われました。

 

未来の働き方をつくる祭典「Tokyo Work Design Week(以下:TWDW)」で、日本社会にイノベーションを起こしている実践者を登壇者に招き、日本流のイノベーション社会のつくり方について考えるプログラムが2014年11月25日に開催されました。

<登壇者>

  • 難波 俊充 (株式会社WiL)
  • 左京 泰明 (シブヤ大学)
  • 田中 章愛 (ソニー株式会社)
  • 中村 仁(株式会社トレタ)

 

シリコンバレー流ではなく日本流イノベーションを

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左京:シブヤ大学の左京です。イノベーションをテーマにしたいと考えた時に、まずは最初にシリコンバレーのイノベーションを参考にすべきと思い、ベンチャーキャピタルをしている「WiL」の難波さんに相談をしました。そうしたら、難波さんからは「日本はシリコンバレーをめざす必要がない」という話になり、今回の「日本流イノベーション社会のつくり方」というテーマになりました。登壇者の話を聞きながら、様々な問いに拡散していくセッションになると思います。

 

大企業とベンチャーで協力し合い、日本を起業大国へ

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難波:大企業を中心に300億円の出資いただいているベンチャーキャピタルファンド「WiL」で、大企業とベンチャーをつなげる仕事をしています。

そもそも、なぜベンチャーが必要かというと、シリコンバレーがある米国では、年間GDPの0.2%の以下のベンチャー投資が「GDPの21%の価値」「民間の雇用数の11%」を生み出しています。

しかし、米国のベンチャー投資額39,137億円と比較して日本のベンチャー投資額は684億円です。さらに米国のエンジェル投資額も含めるとリスクマネーの供給量は90倍以上の差があるのが現状です。

日本を起業大国にするために必要なことは下記の3点で、誰もが挑戦できる社会基盤が必要です。

  1. 大企業のリソース(ヒト・モノ・カネ)の活用
  2. メガベンチャーのプロデュース
  3. ベンチャー精神の普及

WiLは「大企業のチェンジエージェント」として、オープンイノベーションを促進し次世代の産業を担う起業家を育てるプラットフォームとして、インベストメント事業、ビジネスクリエーション事業、エデュケーション事業を通じて日本のベンチャーの基盤をつくります。

 

外食産業にイノベーションを起こす

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中村:私は大学卒業後にパナソニックに入社し、2000年からは飲食店の経営、2010年頃から飲食店向けのITサービスを提供しています。飲食店の現場を知る人間による、現場のためのサービスで、外食産業にイノベーションを起こそうとしています。

予約台帳「トレタ」は、外食産業の予約をiPadで管理することができます。登録店舗は1600を突破して月間アクティブ率は約85%です。外食産業がITシステムを導入するには下記の3点が重要です。

  1. オペレーションを変えなくていい
  2. トレーニング・教育が不要
  3. 成果がきちんと出る

将来的には「今どのお店に空席があるか」「今お店にいるお客様は」「お客様はどんな予約行動をとっているか」が分かり、外食産業の「予約と集客」「おもてなし」「経営」を変えるサービスにしていきたいと考えています。

 

放課後活動からイノベーションを生み出す

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田中:ソニーでメカエンジニアをしながら、品川ものづくりコミュニティ「品モノラボ」などの放課後活動をしています。放課後は、趣味ではなく本業でできないことの実験ができると考えています。

モノづくりをしたい人が集まる品モノラボでは、仲間意識の強いつながりができます。放課後に活動している人が集まるコミュニティをつくることが、新しいイノベーションを生み出す土壌になると思います。

 

多様性がイノベーションを生み出す

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会場質問:みなさんがイノベーションを起こす参考にした師匠はいましたか?

田中:放課後に自由に活動している、会社の先輩ですね。

中村:身近にはいないです。社会人になってすぐの頃は、スティーブジョブズから刺激は受けました。

難波:サイバーエージェントの先輩ですかね。

左京:特定の人はいませんね。あらゆる業界から盗み取ろうとしていました。ただ私は前職のときにチームラボの猪子さんに会い、その時に自分の仕事に「No Value」だと言われた事に影響を受けて、次の日に辞表を出した事はありました。

 

会場質問:もし宝くじにあたって、25歳のときに100億円ぐらいお金があったら何をしていますか?

中村:イノベーションが起きている世界で、自分が年齢的にギリギリまだプレイヤーでいれることは幸せだと思っています。自分で事業ができる立場でいれるのは、幸せですね。もし100億円あっても、やることは変わらないと思います。

左京:私も100億円あっても、今やってることと変わらないと思います。

難波:25歳だったら自分で起業して経験を買ってると思います。今だったら、WiLの仕事をしながらエンジェル投資をしているかもしれませんね。

田中:工場をつくり、部品を買って、自分のつくりたいものを失敗を重ねながらも、つくりつづけると思います。

 

左京:最後に一言ずつメッセージをお願いします。

難波:これからチャレンジする人が一人でも増えて欲しいですね。

中村:イノベーションは、目の前の小さな不満・課題の改善の営みだと思います。それが集まると社会に大きな変化をもたらします。ちょっとずつ改善をしている人を増やすことが重要ではないでしょうか。

田中:普段は「ゆるくて、熱い」のを大事にしています。「ゆるくて、熱い」と本当にやりたい人が集まってきます。大企業もロボットも、宝の山が埋まっているはずなのにまだ解放されていませんので、解放できるようにしたいですね。

左京:ベンチャーをとりまくエコシステムの話・企業のイノベーションの取り組みの話など、多様な話からイノベーションを生み出すヒントがあったと思います。多様な人の活動が重なったときに、イノベーションが起こるのではないでしょうか。

 

レポーターから一言

レポーター_児島

今の日本は切実にイノベーションが求められてます。それは、将来的に人口減・少子高齢化社会などが進む日本社会の中で、今の日本社会のままでは解決できない課題が山積みにされてるからでしょう。

登壇者からの話にもありましたが、イノベーションを起こすには、まずは最初の一歩を小さくても勇気を出して踏み出す必要があります。

勇気を持って踏み出す人を支え、多様な人がお互いに協力し合い、新しい価値を生み出すために活動を続けて、小さなイノベーションを一つずつ起こしていきましょう。

 

 

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