慶應SDMがイノベーターを育てる「ソーシャルデザインと地域イノベーション公開講座」イベントレポート

キャッチ

地域イノベーターを育てている「慶應SDM」を知っていますか?
2014年9月2日に慶応義塾大学で行われた「ソーシャルデザインと地域イノベーション」の公開講座を取材してきました。

今回の講座は2014年秋学期から慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)に「ソーシャルデザインと地域イノベーション」開講に先立ち、下記の豪華ゲスト講師とともに特別セッションとして実施されました。

<ゲスト講師>

  • 筧裕介 氏(issue+design 代表)
  • 渡邉さやか 氏(re:terra 代表理事 )
  • 太刀川英輔 氏(NOSIGNER事務所 CEO/デザイナー)
  • 前野隆司 氏(慶応SDM研究科委員長・教授)
  • 西村勇哉 氏(ミラツク 代表理事/慶應SDM非常勤講師)

まずは、慶応SDMの前野さんからSDMについての紹介、そしてミラツク西村さんの公開講座の構成説明から始まりました。

 

issuedesign

最初にissue+designの筧さんから説明がありました。issue+designは、地域が抱える様々な社会課題に対して、デザインの力で解決の手助けをする活動をしています。例えば、被災地でボランティアの方々が「何ができるか」を一目で分かるようにするゼッケンのデザインが有名です。

 

reterra

続いて、re:terra代表理事の渡邉さやかさんです。re:terraさんは、地域の産業づくり、企業コンサルティング、起業家支援など幅広い活動をしています。気仙沼の椿を活用した地域産業づくりの、ご自身の実体験を赤裸々に語っていただきました。

 

nosigner
次にNOSIGNERの太刀川英輔さんです。デザインが好きすぎる太刀川さんは、良いデザインをつくるためには、良い「問い」からデザインする必要があると言います。先日の記事でご紹介した「クールジャパン提言」を含め、グラフィックデザイナー&プログクトデザイナー&建築家でもある太刀川さんの幅広い活動を紹介いただきました。

 

miratsuku
最後はミラツクの西村さんです。ミラツクは社会課題に対して、様々な関係者のマルチセクターによる協力を生み出すコミュニティづくりをしています。西村さんの学生時代に得た様々な経験や、現在のNPO法人ミラツクの活動について説明いただきました。

 

トーク

続いては、ゲスト講師への質問を交えたディスカッションです。

慶応SDMの前野さん:
「どうしたら普通の人でも、ゲスト講師のような活動ができるか?」

NOSIGNERの太刀川さん:
「1つ目は、ダメな自分を受け入れること。2つ目は、目標は超高く。すごい人を分解して、1個1個階段を登るように真似をしていく。」

ミラツクの西村さん:
「常に失敗している。失敗を恐れずにやってみること。」

re:terraの渡邉さん:
「これやりたい、と周囲に言ってみること。言ってみると、周りの人が関係を繋いで助けてくれる。」

issue+designの筧さん:
「諦めず改良していくこと。ゼロからつくらずに、既に社会にあるコトにも気付いて活用すること。」

 

会場の参加者からの質問:
「変化しづらい組織にいる人たちを、どのように巻き込んで一緒に活動すればいいのか?」

NOSIGNERの太刀川さん:
「クールジャパン提言を通じた経験でも言えるが、一方的に考えを伝えるのではなく、質問して聞くことから始めること。問いかけ続けて、相手の心に火をつけること。」

issue+designの筧さん:
「組織の中で活動するには、相手にNoと言わせるシチュエーションをつくらないこと。上の人たちの立場も考えること。」

re:terraの渡邉さん:
「若手のイントレプレナーを巻き込み、社外の人と一緒に上の人を説得する。それで上の人に火がつくと組織が変わっていく。」

ミラツクの西村さん:
「良いアウトプットをしても、協力してくれる人がいないと何も変わらない。相手の本心を知った上で、関係をつくること。」

 

ディスカッション

また、ゲスト講師の皆さんから「ソーシャルデザインと地域イノベーション」について一言ずつコメントをいただきました。

issue+designの筧さん:
「地域のイノベーションには、東京の方々の力が必要。」

re:terraの渡邉さん:
「とりあえずやってみる。やってみる中で見えてくることがある。地域イノベーションを起こすには、その地域の人たちをずっと見続けること。」

NOSIGNERの太刀川さん:
「カタチの理由を考え続けると、理由からカタチを考えられるようになる。何層も存在している理由を考えつづけること。」

ミラツクの西村さん:
「ミラツクのミッションは、既に持っている未来を実現させること。慶応SDMによって、未来を実現する人を増やすことができると考えている。」

会場
最後に公開講座に参加した参加者同士での対話をして、お互いの気づきや「地域イノベーションを起こす鍵」について考えを深めました。公開講座が終わった後も、参加者が会場から退出せずに話を続けるほど、非常に盛り上がった公開講座となりました。

 

レポーターから一言

レポーター_児島

 

今回の公開講座に参加して、本当に多くの方々が「ソーシャルデザイン」「地域イノベーション」といった未来づくりに高い関心があることを再認識しました。

豪華なゲスト講師の方々が実際に活動された話を聞くことで、刺激を受けた人々が次は自分自身でイノベーションを起こす活動を始める、良いきっかけになることでしょう。

慶応SDMのイノベーターを育てる未来づくりの活動に、今後も非常に注目していきたいですね。

 

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