テクノロジー失業がもたらす問題と解決策を描く「機械との競争」

機械

あなたの仕事は機械との競争に巻き込まれていませんか?
「今世紀において最も急を要する社会的課題」と言われている「テクノロジー失業」について理解を深めましょう。

 

MIT教授のエリック・ブリニョルフソンとアンドリュー・マカフィーが著書の「機械との競争」では、技術革新が私たちの仕事や生活に密接な影響を与えることを説明しています。

<本書構成>

  1. テクノロジーが雇用と経済に与える影響
  2. チェス盤の残り半分にさしかかった技術と人間
  3. 創造的破壊 加速するテクノロジー、消えていく仕事
  4. では、どうすればいいか
  5. 結論 デジタルフロンティア

 

本書では失業問題の根本点原因は「技術の進歩が速すぎることによって起こっている」という「雇用の喪失説」だと主張しています。この「雇用の喪失説」では、下記の仮説を提示しており、いわゆるテクノロジー失業が「今世紀において最も急を要する社会的課題」だと主張しています。

「いずれは高度なソフトウェア技術によって、文明は労働者がほとんどいない世界に近づいていくだろう。今日、経済のあらゆる部門は技術による置き換えに直面しており、数百万単位の労働者が不要になっている。」

 

このテクノロジー失業により、下記の3通りの「勝ち組」「負け組」が生まれます。しかも、それぞれの「勝ち組」「負け組」は重なりあっているため、「勝ち組」「負け組」の格差は拡大することになります。

  1. スキルの高い労働者 対 スキルの低い労働者
  2. スーパースター 対 ふつうの人
  3. 資本家 対 労働者

 

そしてこのテクノロジー失業の対応策として「組織改革の強化」と「人的資本への投資」を説明しています。さらに具体的な解決策として下記の19のステップの必要性を主張しています。

 

<教育>

  • 1.教育に投資する。まずは先生の報酬を増やす。
  • 2.教師が成果に対して説明責任を持つようにする。
  • 3.学生の教育指導と試験・資格認定を切り離す。
  • 4.義務教育の授業時間数を増やす。
  • 5.スキルを持つ労働者の移民を積極的に受け入れ、労働人口における高技能労働者の比率を高める。

 

<起業家精神>

  • 6.ビジネススクールだけでなく全ての高等教育機関で、起業家教育を行う。
  • 7.カナダなどに倣って「起業家ビザ」という新たなカテゴリーを設け、起業家精神の発揚に努める。
  • 8.新事業の設立を円滑化するために、情報交換の場やデータベースを創設するほか、雛形の普及に努める。
  • 9.起業に対する行政面の障壁を極力排除する。

 

<投資>

  • 10.通信・輸送インフラの強化に投資する。
  • 11.基礎研究や政府の重要な研究機関への予算を増やすとともに、無形資産や組織改革を新たな研究対象に設定する。

 

<法規制・税制>

  • 12.雇用・解雇の規制圧力に抵抗し、労働市場の流動性を高める。
  • 13.技術の導入より人間の雇用の方が相対的に魅力的になるような状況をつくりだす。
  • 14,福利厚生と雇用を切り離し、労働市場の流動性とダイナミズムを高める。
  • 15.新しいインターネットビジネスに対する規制を緩和する。
  • 16.住宅ローンへの補助金は打ち切るか、大幅に削減する。
  • 17.金融サービス部門に対して供給されている補助金を削減する。
  • 18.特許制度を改革する。
  • 19.著作権の保護期間を短縮し、フェアユースを弾力的に認める。

テクノロジーの加速度的な進化により、これまでの労働者の当たり前に行っていた「普通の仕事」は機械に置き換わっていきます。テクノロジーを上手く活用しながら、人間だからこそできる創造的な活動を行うことが今後ますます重要になります。

 

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