みんなでかなえる1億円プロジェクトも発表「READYFOR OF THE YEAR2014」

キャッチ

あなたの「1億円で実現したい夢のプロジェクト」は何ですか?

国内最大級のクラウドファンディングサービス「READYFOR?」の2014年度の授賞イベント「READYFOR OF THE YEAR2014」が2014年10月14日に開催されました。当日のイベント構成は下記となります。

<イベント構成>

  • 基調講演
  • 実行者からのプレゼンテーション
  • 授賞式
  • みんなでかなえる1億円プロジェクト発表

 

基調講演

日本の未来を「自立した参加型の社会」にするために

1新井さん

最初に基調講演として、内閣官房行政改革推進本部事務局参事官の新井誠一郎さんからお話がありました。新井さんが事務局を務めた「国・行政のあり方に関する座談会」では、20-40代を中心とする若い有識者のメンバーが集まり、未来の国・行政のあり方について議論を行う活動をしていました。

日本の未来を「自立した参加型の社会」にするためには、下記の3点が重要だといいます。

  1. 行政は「あれもこれも」担うのではなく「あれかこれか」を選択、やるべきことに資源を集中する。
  2. 一人ひとりが行政への依存から脱却して自ら考え行動する。
  3. パブリックは「他人ごと」ではなく「自分ごと」。社会課題解への参加等により支え合う。

 

実行者からのプレゼンテーション 

 気仙沼のなまり節ラー油で地域イノベーションを実現

2小川さん

i.club代表の小川悠さんは、気仙沼のなまり節職人と気仙沼の高校生が出会って生まれた「なまり節ラー油」のアイデアを商品化する『気仙沼の高校生が考案!地元食材を活かした新商品「なまり節ラー油」を全国に届けたい』プロジェクトでクラウドファンディングを利用しました。

小川さんは東日本大震災の後に何かしたい、という想いから気仙沼の支援をはじめました。若者の地域離れの原因を調べる中で、下記の3つが問題になっている事に気付きました。

  1. 地元の良さを理解する機会がない
  2. 同世代や世代の枠をこえたつながりをもつ機会がない
  3. 地元に仕事が少ない

そこで「イノベーションクラブ=i.club」を立ち上げて、活動する中で「なまり節ラー油」のアイデアが生まれ、クラウドファンディングで商品化を目指しました。地域イノベーションモデルとして、子どもたちと共に実践的な「教育」から「コラボレーション」を生み出し「革新」につなげて成果を挙げることで、地元への未来・希望が生まれるといいます。

 

同性愛者が暮らしやすくなる社会へ

3砂川さん

次に、ピンクドット沖縄共同代表の砂川秀樹さんからお話がありました。ピンクドットとは、「プライドイベント」と呼ばれるLGBTの顕在化と地位の向上を目的に行われる「LGBT & Allies(連帯者/支援者)」のベントです。

砂川さんがLGBT活動をしているのは、自身もゲイであることで疎外感・孤独感を経験し、自身が救われたコミュニティへの恩返しだといいます。またLGBT活動によって、LGBT以外ではないAllies(連帯者/支援者)にも広く良い影響を広げる事に繋がっています。

砂川さんはピンクドットを沖縄で実施するために、『同性カップルの「里帰り結婚式」をピンクドット沖縄で実現したい』プロジェクトでクラウドファンディングを利用しました。クラウドファンディングによって、同姓カップルでも幸せになれる事をLGBTの人々に広く伝え、勇気づける事ができました。

 

日本の「無業社会」が抱える問題を社会に浸透させる

4工藤さん

続いては認定NPO法人育て上げネットの工藤啓さんです。育て上げネットが目指すものは、すべての若者が社会的所属を獲得し「働く」と「働き続ける」を実現できる社会です。

ご自身の経験から、日本社会はある一定以上の年齢の人間が「働いていない」ことを許容できない社会だといいます。日本社会では働けない若者は220万人、16人に1人にあたります。誰もが無業になりうる可能性はありながら、無業の状態から抜け出ることが難しい「無業社会」に日本は陥っています。

工藤さんが実施した『若年無業者白書-その実態と社会経済構造分析-』プロジェクトを通じた経験から、クラウドファンディングでは自分の活動をPRするだけでなく問題を社会化することが重要だったといいます。

 

アートを通じて医療現場の「まなざしをデザイン」する

5ハナカワさん

ハナムラチカヒロさんは「まなざしのデザイン」をテーマにランドスケープデザインを数多くの現場で行っています。

大阪府立・急性期総合医療センター内で『医療の現場で空間アート『霧はれて光きたる春』を開催したい!』プロジェクトのクラウドファンディングを行いました。このアートプロジェクト「霧はれて光きたる春2014」では、病棟中央の吹き抜けにシャボン玉を降らし、患者も病院関係者も閲覧できる美しい風景をつくりました。

ハナムラさんは、人は社会の中で演技をしているが、圧倒的に感動する風景が人のまなざしを変え、人と人が深くコミュニケーションすることができるといいます。未来に向けて「まなざしのデザイン」を通じて、「人間の心」を進化させることの重要性を説明していました。

 

 日本の産業技術遺産を後世に伝える

6小林さん

「NPO法人防衛技術博物館を創る会」代表の小林雅彦さんは、『70年の時を越えて、幻の国産車「くろがね四起」復元計画始動!』のプロジェクトを立ち上げてクラウドファンディングで1300万円の支援を集める事を実現しました。

ご自身が自動車などの修理業等を営んでおり、過去の優れた日本の産業技術遺産を後世に伝えるために「NPO法人防衛技術博物館を創る会」を設立しました。これまでは日本の防衛装備品は溶鉱炉へ送られる運命でしたが、博物館をつくることで技術産業遺産として残そうと活動を続けています。

 

 授賞式

7選出

公益財団法人日本財団経営支援グループCSR企画推進チームの町井則雄さんから、各賞の選出についてお話がありました。現在の行き過ぎた資本主義の中で、その流れを戻す役目をクラウドファンディングが担っており、社会が共感するプロジェクトを目指すことでお金が集まって持続可能な社会に繋がるといいます。

そして、2014年度の各部門の授賞プロジェクトが発表されました。

[READYFOR OF THE YEAR2014]

<大賞>

 

<優秀賞>

 

<ソーシャルニーズ部門>

 

<チャレンジスピリット部門>

 

<クリエイティブ部門>

 

<コミュニティパワー部門>

 

<参加アイデア部門>

 

<READYFOR LADY賞>

 

<READYFOR FUTURE賞>

 

大賞は毎日30人に拡散協力をお願いした「どぶ板ファンディング」

8大賞

大賞を授賞した『沖縄の大自然に「森のおもちゃ美術館」を皆で作ろう!』プロジェクトの「東京おもちゃ美術館」館長の多田千尋さんからスピーチがありました。

多田さんは、クラウドファンディング達成に向けて1日30人、90日間で1200人に知人にメールを出して「シェアしてください」とお願いした「どぶ板ファンディング」だったと笑顔でクラウドファンディング達成の苦労話を披露してくれました。

 

 「みんなでかなえる1億円プロジェクト」発表

91億円

そして、「みんなでかなえる1億円プロジェクト」が発表されました。「いままでで1ばん、おおきな夢をみよう。」というキャッチコピーの通り、READYFORのクラウドファンディングで大きな夢を描き、1億円を集めるプロジェクトです。2014年12月14日が締め切りで、個人(プロ、アマ問わず)、企業、団体、どなたでもご応募可能です。

 

この「みんなでかなえる1億円プロジェクト」では下記の5人がSpecial Curatorに選ばれました。2015年1月から、応募されたプロジェクトの審査会を実施します。

  • 箭内道彦さん(すきあいたいヤバいクリエイティブディレクター )
  • 土屋敏男さん(LIVE VIDEOディレクター )
  • 佐々木俊尚氏さん(作家・ジャーナリスト)
  • 佐藤尚之さん(コミュニケーションディレクター)
  • 上田壮一さん(Think the Earthプロデューサー)

 

最後に5人のSpecial Curatorからプロジェクト応募者に向けてメッセージが送られました。

 

土屋さん「本当にすごいアイデアは皆には支持されません。多数決では見つからないプロジェクトを私は支持したいと思います。」

佐々木さん「アメリカンドリームという言葉がありますが、このジャパニーズドリームを実現して欲しい。優秀な人だけではなく、多くの人が救われるプロジェクトを期待しています。」

佐藤さん「大きなことを無理やり考えず、身近な人が笑顔になることを考えると良い企画になると思います。」

上田さん「1億円となると、一人平均1万円とすると1万人を集めることになります。1億円という金額ではなく、多くの人が共感するプロジェクトを目指してください。

箭内さん「『夢は夢にあらず』という言葉が好きで、夢は叶えることができます。バラバラな人が力を合わせる事が、これからの日本では必要だと思います。」

 

 

レポーターから一言

レポーター_児島READYFOR?では、多くの方が夢を描き、そして支援者を広く集めて夢を実現させています。今回の授賞者の方々、そして授賞されなかった方々も、社会に共感されるプロジェクトを掲げて社会に新しい価値をつくりだしています。

また今回発表された「みんなでかなえる1億円プロジェクト」によって、さらに多くの人が、大きな夢を描き活動をすることでしょう。その夢を持って前向きにプロジェクトを掲げる、そして支援する一人一人の活動がより良い未来づくりに繋がっています。

この「みんなでかなえる1億円プロジェクト」をきっかけにして、未来への夢・ビジョンの実現を目指す人が増えていくことを楽しみにしています。

 

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