リアルに人が集まる空間価値をデザインする『これからの働く「場」の可能性』#twdw2014

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人々が同じ場所に集まって働く価値は何でしょうか?
リアルに人が集まる「空間」や「場」がもたらす価値を問い直すカンファレンスが行われました。

 

未来の働き方をつくる祭典「Tokyo Work Design Week(以下:TWDW)」で、これからの働き方における「空間」や「場」の可能性について探るプログラムが2014年11月22日に開催されました。

<出演者>

  • 山下 正太郎(コクヨファニチャー株式会社)
  • 内田 友紀(株式会社リパブリック)
  • 河田 将吾(チームラボアーキテクツ株式会社)

 

付加価値の高い仕事をするためのリアルな場づくり

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山下:働く空間は100年前から、さほど変わっていません。しかも21世紀になりITによって世界はフラット化し始めて、世界中のどこでも働けるようになりました。

しかし、ベストセラーになったワーク・シフト著者のリンダ氏は「高度で複雑でグローバル化した仕事をこなすために、多くのワーカーが、物理的に特定のスペースに集める傾向がある」と説明しています。少し逆説的ですが、高度で付加価値の高い仕事をするために「リアルで集まって働く場所」の価値が見直されています。

 

人々の新しい働き方が生まれる場づくり

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内田:私は都市をデザインしていますが「デザイナー不在で自ら変化しうる地域」になるようにデザインしています。その一例が福岡の参加型の街づくりで関わっている「イノベーションスタジオ福岡」です。イノベーションスタジオ福岡は、多様なバックグラウンド、能力をもつ様々な分野の人材が混ざり合い、共に新しい未来を創造していくプラットフォームです。

これまでの「価値交換の関係」から多様な人が集まり交流して「共視・共創の関係」づくりをしています。私にとって「都市をデザインすること」は「人々の新しい働き方・生き方が生まれる場所をつくること」だと考えています。

 

同じコミュニティにいる人達のための場づくり

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河田:私はデジタルとリアルをあいまいに行ったり来たりしながら、空間のハードとソフトのものづくりをしています。プロジェクションマッピングやインタラクティブに変化するディスプレイなど、デジタル技術を空間設計に活用しています。

21世紀になり情報革命が起こり、情報が物理的なモノから解放された時代になりました。なので情報革命以降では、オフィスは不要になり始めています。しかし、それでもオフィスが必要なのは「物理的な出会いには情報量が多い」「一緒にいることが気持ちいい」からです。情報革命以降のオフィスの役割は、「同じコミュニティにいる人達の場所をつくること」になると考えています。

 

多様な価値観を持った人の交流が生まれる場づくり

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山下:今なぜ、福岡のようなコンパクトシティが注目されていると思いますか?

内田:福岡の150万人規模の街を例にとると、世界レベルの各コミュニティの人同士が、お互いにアクセスしやすい距離感だからだと思います。東京のような巨大都市だと、一つ一つのコミュニティが大きすぎてアクセスコストが高くなり、多様性を持った交流が生まれにくいのではと考えています。

河田:異なる価値観を持つ人の多様性を、どうデザインするかは非常に難しい問題になりますよね。同じ価値観を持った、好きな人同士で集まる組織もいいと思いますよ。

 

山下:参加型の場づくりを成功させるポイントは何でしょうか?

内田:異なる価値観を持った人同士の活動を成功させるには、主体性を持つこと、ともに衝撃体験をして新しい価値観に触れることが重要だと言われていますね。

 

山下:都市ではなく地方で住むことについては、どう考えていますか?

内田:5万人ぐらいの街だと、優秀なリーダーがいれば迅速に決断してユニークな街づくりができます。もし何をしたいのか分からない若い人は、まず大都市で多くの選択肢の中から経験をして、自分が何をしたいのか決まってから地方暮らしを選択するのも良いと思いますね。

 

レポーターから一言

レポーター_児島人々の働き方が変化する中で、人々が働く「場」も少しずつ変化し始めています。今回のカンファレンスでは、人々の交流をどう「デザイン」し直すかが一つの重要な話題でした。

「多様な人の交流を生みだす場づくり」もあれば「同じ価値観を持つ人がさらに深く価値観を共有するための場づくり」もあります。

多様性を高める、共有する価値観を深める、どちらの場合でも人がリアルに集まる「場」が人々の創造性を高め、付加価値を生み出す触媒として今後さらに重要な役割を担う事は間違いないでしょう。

 

 

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