モノのインターネットが実現する未来を考える「IoTが向かう未来の話をしよう」イベントレポート

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モノのインターネット(IoT)によって、私たちの未来の生活はどう変化するでしょうか?
2014年9月27日に行われた「第10回サムライベンチャーサミット」にて、「IoTの向かう未来の話をしよう」というテーマでセッションが行われました。

IoT・ウェアラブルの分野に詳しい下記の4人が登壇者として参加して、IoTに関する興味深い対談が行われました。以下に対談の一部を抜粋して掲載しています。

  • 株式会社Moff 代表取締役 高萩昭範さん
  • 一般社団法人アスリートソサエティ 代表理事 為末大さん
  • 株式会社ユビキタス 取締役事業本部長 長谷川聡さん
  • 朝日新聞社 メディア・ラボ プロデューサー 竹原大祐さん(モデレーター)

参加者

 

注目しているIoT製品と、その理由

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長谷川さん:
そもそも「ユビキタス」「M2M」「IoT」の違いを整理しましょう。「ユビキタス」は何でもモノがつながること、「M2M」はモノとモノが繋がること、「IoT」はネットに繋がるモノすべてを意味しています。

高萩さん:
理想的なIoT製品は現実世界のデータを取得し、クラウドにデータを集めて、コンテキスト(文脈)を認識します。スポーツ系のウェアラブル(IoT)製品は多くなっており、もう未来の話ではなく実現されはじめていますね。

為末さん:
未来のパラリンピックでは、IoT(ウェアラブル)機器を活用して脳波でイメージしてロボットを操作する競技が実現しているもしれませんよ。

IoTが普及すると便利なこと

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高萩さん:
まずスタートアップにとって、IoTは有利ですね。ハードウェア・ソフトウェア・クラウドなどの多領域をまたがっていますから大企業よりもスタートアップに向いていると考えています。

IoTが普及すると、人間のコンテキスト(文脈)が理解され、コンピュータがあるかないか分からなくなるでしょう。あとはIoTの普及によって、モノは減っていくと思います。機能やベネフィットはインターネットからダウンロードすれば済むようになりますから。

 

為末さん:
私は競技用の義足の開発に関わっています。先日オリンピック選手・パラリンピック選手の両者を合わせた競技で、パラリンピックの義足の選手が優勝しました。将来IoT(ウェアラブル)製品が普及することで、オリンピック・パラリンピックにどう影響を与えるかは気になりますね。

 

いまのIoTに足りないこと(将来のIoT、海外のIoTと比べて)

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長谷川さん:
IoTでは、ワイヤレスになるのでモバイルバッテリーを低消費で動かすのが難しいですね。センサで情報を取得して、どうやって中継地点となるスマートフォンまで低消費で電波を送るかが課題になっています。

高萩さん:
Googleが買収した「Nest」は、家の中の情報を全て取得するようになるでしょう。将来的にはGoogleに情報が集まってしまうかもしれませんね。

為末さん:
将来は、アスリートの「緊張」「モチベーション」が解析できるようになると嬉しいですね。「緊張」「モチベーション」はどこから来て、どうやってコントロールされているのか。それが分かれば、アスリートの「勝負強さ」なども分析できるようになるかもしれません。

 

これから、IoTに関してどんな活動をしていきたいですか?

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高萩さん:
人間の動きのパターンを分析化してライブラリ化したいですね。まずは人間の動きの認識を正確にとれるようにして、次の段階で動きのデータを活用していきます。

長谷川さん:
非常に簡単にIoTにデータを送れるプラットフォーマーを目指したいですね。スタートアップがシステムをつくるのは大変なので、IoTのサービスをスタートアップに提供することも考えています。

為末さん:
IoTによって「身体」「人間らしさ」とは何かが分かるようにしたいですね。例えばアスリートの心拍数と、観戦している人の心拍数がリンクして、身体性をシェアしながら応援できるユニフォームが出てくるといいですね。

 

レポーターから一言

レポーター_児島今回のセッションで話を聞いて、IoTが普及することで未来の私たちの生活は大きく変化することを実感しました。モノがインターネットに繋がることで、今まで考えられなかった多くのアイディアを実現できるようになります。

もちろん省電力化・セキュリティ・個人情報管理などの課題はまだ山積みでしょうが、それらの課題は一つずつ乗り越えていくことができるはずです。IoTが向かう未来は、私たちの生活をより豊かにしてくれると期待しています。

 

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